
富士通のオフコン PRIMERGY 6000 で、画面に”HELLO WORLD”と表示するCOBOL Gプログラムを入力して翻訳・実行する方法を説明します。
「COBOL G で HELLO WORLD その3」では、弊社 ASPworksⅡ Finder-Pro を使用したCOBOL Gプログラムの翻訳方法を説明しています。
「COBOL G で HELLO WORLD その1」では、ASPで動作するEDITOR機能を使用してCOBOL Gプログラムの原始テキストを編集する方法を説明しています。
「COBOL G で HELLO WORLD その2」では、COBOL Gプログラムの翻訳・実行方法を説明しています。
合わせてご覧ください。
初心者様向けの「COBOL教育サービス」始めました。
1.COBOL G 原始テキストの作成
Windowsで以下の COBOL G 原始テキストを作成します。ファイル名は「SAMPLE.COB」としてください。
000010 IDENTIFICATION DIVISION.
000020 PROGRAM-ID. SAMPLE.
000030*
000040 ENVIRONMENT DIVISION.
000050 CONFIGURATION SECTION.
000060 SPECIAL-NAMES.
000070 CONSOLE IS CONSOLE.
000080*
000090 DATA DIVISION.
000100*
000110 PROCEDURE DIVISION.
000120*
000130 DISPLAY "HELLO WORLD" UPON CONSOLE.
000140 STOP RUN.

2.COBOL G 原始テキストの転送
作成した COBOL G 原始テキストをホストに格納します。
スタートメニューから Finder-Pro を起動します。「ASPホスト設定一覧」が表示される場合は、接続に使用するホスト設定を選択して「接続」ボタンをクリックしてください。(ホスト設定が1つだけの場合はこの画面は表示されません。)

転送先のライブラリを選択し、作成した COBOL G 原始テキストをドラッグ&ドロップします。

転送設定の原始テキスト種別を「ALL」、変換部分を「ALL」に設定して「OK」ボタンをクリックしてください。

3.COBOL G 原始テキストの翻訳
ホストに格納した COBOL G 原始テキストを翻訳し、実行形式プログラムを作成します。
Finder-Proで COBOL G 原始テキスト「SAMPLE」を右クリックし、「翻訳」を選択してください。

翻訳設定の目的プログラムの格納を「YES」、メンバの置き換えを「YES」、メッセージ言語種別を「NAT」に設定してください。また、格納ライブラリ名に実行形式プログラムを格納するライブラリを指定してください。「翻訳」ボタンをクリックして翻訳を実行します。

原始プログラムの翻訳が「エラーがあったため目的プログラムの格納をしない [SAMPLE] (904)」となった場合は、画面の「詳細…」をクリックして診断メッセージを確認してください。

診断メッセージを確認し、COBOL G 原始テキストを修正します。

4.COBOL G 原始テキストの編集
ホストに格納した COBOL G 原始テキストを編集します。
Finder-Proで COBOL G 原始テキスト「SAMPLE」を右クリックし、「開く」を選択してください。WindowsアプリケーションでCOBOL G 原始テキストの編集を実行することができます。

原始テキストの編集に使用するアプリケーションを変更したい場合は、メニューの「オプション」→「アプリケーション」設定を選択し、アプリケーションの設定を行います。

属性・種別の「SRC・CBLG」を選択します。アプリケーションを指定するをクリックし、編集に使用したいアプリケーションのパスを指定します。以降、指定されたアプリケーションでCOBOL G 原始テキストが開かれます。
