
富士通のオフコン PRIMERGY 6000 で、画面に”HELLO WORLD”と表示するCOBOL Gプログラムを入力して翻訳・実行する方法を説明します。
「COBOL G で HELLO WORLD その2」では、COBOL Gプログラムの翻訳・実行方法を説明しています。
「COBOL G で HELLO WORLD その1」では、ASPで動作するEDITOR機能を使用してCOBOL Gプログラムの原始テキストを説明しますので、合わせてご覧ください。
「COBOL G で HELLO WORLD その3」では、弊社 ASPworksⅡ Finder-Pro を使用したCOBOL Gプログラムの翻訳方法を説明しています。
初心者様向けの「COBOL教育サービス」始めました。
3.COBOL G原始プログラムの翻訳
作成したCOBOL Gプログラムの原始テキストの翻訳とデバッグの方法を説明します。
3.1.翻訳
作成したCOBOLプログラムの原始テキストを翻訳し、目的プログラムを生成します。原始テキストの翻訳にはCOBOLGコマンドを使用します。
COBOLG SRC-SAMPLE.SANDBOX,STORE-@YES,OBJLIB-SANDBOX,REP-@YES,MSGLNG-@NAT
パラメタの説明
SRC : 対象となる原始テキスト名を指定します。
STORE : 目的プログラムのライブラリへの格納を指定します。
OBJLIB : 目的プログラムを格納するライブラリを指定します。
REP : 同名のエンティティが既に登録されているときの置き換えを指定します。
MSGLNG : 診断メッセージ本文および翻訳時出力リストを日本語で出力します。
コマンド操作画面でCOBOLGコマンドを入力します。入力が1行で完了しない場合には、入力文字列の終わりにハイフンを入力して継続してください。

原始テキストのPROGRAM-IDに指定されたプログラム名で実行形式プログラムが作成されます。
3.2.デバッグ
エラーメッセージ「エラーがあったため目的プログラムの格納をしない」が表示される場合は、診断メッセージを確認します。

コマンド操作画面でREFSPLコマンドを入力【入力/実行】(Enterキー)を押してください。

REFSPL コマンドの初期画面で「2.出力スプールの利用状況(プロフィール名一覧)」を指定して【入力/実行】(Enterキー)を押してください。

画面に出力スプールの利用状況(プロフィール名一覧)が表示れます。画面に表示されているプロフィール名の中から、自分のプロフィールの番号またはプロフィール名を指定してください。

プロフィールの出力スプール利用状況が表示されます。診断メセージのスプールファイルの要求に”6″(内容表示)を入力して【入力/実行】(Enterキー)を押してください。

診断メッセージと翻訳時出力リストが表示されます。

PFキーに割り当てられた機能を使用して診断メッセージを表示してください。
【PF1】(F1キー): 次画面の表示
【PF2】(F2キー): 次画面の表示
【PF3】(F3キー): 左画面の表示
【PF4】(F4キー): 右画面の表示

検出位置(エラー発生場所の行・桁位置)や診断メッセージを参考にプログラムの原始テキストを修正してください。
終了【PF10】(F10キー)を押してREFSPLを終了してください。
4.COBOL G プログラムの実行
作成したCOBOL Gプログラムを実行します。プログラムの実行にはCALLコマンドを使用します。
CALL PGM-SAMPLE.SANDBOX
パラメタの説明
PGM : 対象となるプログラム名を指定します。
コマンド操作画面でCALLコマンドを入力し【入力/実行】(Enterキー)を押してください。
