
富士通のオフコン PRIMERGY 6000 には、FTPクライアント機能を利用するために、以下のコマンドが用意されています。
CNTFTPC | FTPクライアントの起動と接続 |
DCNTFTPC | FTPクライアントの切断と終了 |
SNDFTPC | FTPクライアントによるファイル送信 |
RCVFTPC | FTPクライアントによるファイル受信 |
CTLFTPC | FTPクライアントの制御 |
CHGFPTY | FTPジョブの実行優先度の変更 |
CNTFTPC,DCNTFTPCコマンド
FTPクライアントの起動・終了や、FTPサーバーへの接続・切断の操作を行います。CNTFTPCコマンドで接続を確立したあと、DCNTFTPCコマンドが実行されるまでFTPサーバーとのコネククションが保たれます。
SNDFTPC,RCVFTPCコマンド
ファイルの送信・受信の操作を行います。従来ライブラリのメンバーや多階層ライブラリのファイルを送受信することができます。
CTLFTPCコマンド
ディレクトリやファイル操作を行います。ファイルの送受信以外のFTPコマンド操作を行います。
コマンドに関する詳細は『ASP システムコマンド集』を参照してください。
使用例)
SAVLIBコマンドで退避したライブラリをFTPサーバへ退避するサンプルCLです。
/. ***************************************************************** * * * FTP転送(バックアップ運用) * * * *****************************************************************./ PGM /. ライブラリの退避 ./ SAVLIB LIB-XXXXXXXXX,TODEV-@NONE,OUTPUT-@DSP,MODE-@USED, TOPATH-'/tmp',REP-@YES /. FTPクライアント・ジョブの実行優先度を変更 ./ CHGFPTY RKIND-CLI,RPTY-8 /. FTPサーバへの接続 ./ CNTFTPC RMTADR-'192.168.0.000',USER-'user',PASSWORD-'password' /. FTPサーバ側システムのカレントディレクトリを移動 ./ CTLFTPC FUNC-CWD,PATH-'/tmp',OUTPUT-@DSP /. 退避先のファイルを送信 ./ SNDFTPC PATH-'/tmp/XXXXXXXX.SLB',DTYPE-@BINARY /. 切断 ./ DCNTFTPC RETURN PGMEC-@PGMEC