ASPのオプションソフトウェア「WWWサーバシステムモニタ」に含まれるWebシステム管理のアクション管理機能を使用して、ASPで発生した通知メッセージや要求メッセージをメールで通知する方法を解説します。
ListWORKSやWebjetを運用している際に発生することのある、「ライブラリの空き領域の不足」をメールで通知する方法を例に解説を行なっていきます。
以下の通知メッセージをメール通知する設定を行います。
番号 | 内容 |
---|---|
S5385 | ライブラリの空き領域がなくなり資源が格納できない |
S5794 | ディスクボリュームの空き領域の数が限界に近い |
S5795 | ディスクボリュームの空き領域の数が限界に達した |
S5796 | ライブラリの空き領域の数が限界に近い |
S7892 | ライブラリの空き領域が少ないため使用状況を確認してください |
以下の手順でWebシステム管理の設定を行います。
1.ポリシー情報ファイルの作成
Webシステム管理で管理するシステムの業務を定義します。
格納先の例
/optx/wwn/sysmng/etc/policy.conf
ポリシー情報の例
[System] SystemName 192.168.0.30 [Business] BusinessName SAMPLE1 MqdFilter WORK1.XUCL ActionInclude /optx/wwn/sysmng/etc/action.conf [/Business] [/System]
- SystemName
- ホストのIPアドレスを指定します。
- BusinessName
- 業務名を32文字以内で指定します。
- MqdFilter
- メッセージの監視に使用するメッセージ記述を指定します。
- ActionInclude
- アクション定義ファイルを指定します。
2.アクション定義ファイルの作成
メール送信の定義を行います。
格納先の例
/optx/wwn/sysmng/etc/action.conf
アクション定義の例
[Action] SNumber 5385 [Mail] Server 000.000.000.000 MailPort 25 Subject アラートメール(%NU) From no-reply@computerservice.co.jp To user@computerservice.co.jp [/Mail] [/Action] [Action] SNumber 5794 [Mail] S erver 000.000.000.000 MailPort 25 Subject アラートメール(%NU) From no-reply@computerservice.co.jp To user@computerservice.co.jp [/Mail] [/Action] [Action] SNumber 5795 [Mail] Server 000.000.000.000 MailPort 25 Subject アラートメール(%NU) From no-reply@computerservice.co.jp To user@computerservice.co.jp [/Mail] [/Action] [Action] SNumber 5796 [Mail] Server 000.000.000.000 MailPort 25 Subject アラートメール(%NU) From no-reply@computerservice.co.jp To user@computerservice.co.jp [/Mail] [/Action] [Action] SNumber 7892 [Mail] Server 000.000.000.000 MailPort 25 Subject アラートメール(%NU) From no-reply@computerservice.co.jp To user@computerservice.co.jp [/Mail] [/Action]
- SNumber
- メッセージ番号を指定します。
- Server
- メールの送信に使用するSMTPサーバのIPを指定します。
- MailPort
- SMTPサーバのポート番号を指定します。
- Subject
- メールの件名を指定します。
- From
- 送信元メールアドレスを指定します。
- To
- 宛先メールアドレスを指定します。
3.メッセージ記述の作成
監視対象のメッセージ情報を指定するメッセージ記述を作成します。
JB1 : CRTMQD MQD-WORK1.XUCL,SCI-VOL|*|@B/UXF|*|@B,- PUBAUT-@ALL
4.Webシステム管理の起動
以下のコマンドでWebシステム管理を起動します。
JB1 : STRSYMNG PATH-'/optx/wwn/sysmng/etc/policy.conf'
5.Webシステム管理の終了
以下のコマンドでWebシステム管理を終了します。
JB1 : STPSYMNG
送信メッセージを受け取ると、以下のような形式で、ASPで発生した通知メッセージがメール通知されます。
ホスト名 : HOST1 業務名 : SAMPLE1 20:00 S5818 A サインオンした SUZUKI <SC|PRF|SUZUKI>
メールの内容はアクション定義ファイルで変更することができます。
Webシステム管理の詳細は、以下の手引書を参照してください。
ASP インターネット運用手引書
第 2 部 システム管理者編
第 6 章 Webシステム管理